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さよなら、えりか様

この10月末で、Mueを担当してくれていた、ディーラーのえりか様が会社を退社する事になり、明日がMueでは最後の日になりました。えりか様はMueのオープニングに携わってくれて、それ以後、毎週、元気に発注した薬剤(カラー剤やパーマ液等)を、重い荷物を持ちながら、このきっつい3階までの階段をあがって、元気に来てくれてました。オープニングの粗品でお客様にお渡しした、ブルーボトルに入れたホホバオイルにお好きなエッセンシャルオイルの香りを選んで入れて頂くというのも彼女の発案で、必要なもの全てを揃えてオープンに間に合わせて持って来てくれました。

えりか様がMueの担当になる経緯は、いろんな人のいろんな想いがあります。ここで書くことではないのですが、えりか様の上司の方(私の前の職場から20年来のお世話になります)には、彼女をMueの担当にしてくださって、本当に感謝してます。

先月の終わり位に、珍しい「ふみのさん、ご飯行きませんか?」のえりか様からのお誘いのLINEのメッセージを見て、なんとなく“辞めるんかなぁ~”と思っていました。そして、2人お食事会にて、やっぱり辞める事を聞きました。辞めた後は、違う仕事につくそうです。
Mueをオープンする前に私が勤めていた会社は、私が在籍していた20年間に、どんどん大きくなりました。店舗も、スタッフもどんどん増えていき、勢いはとどまらずでしたが、その分、辞めていく人もたくさんいました。辞めていくスタッフを、私は止める事はなく、去るもの追わずのスタンスでした。誰が辞める時も、辞める相談をされても、あまり何も思う事がなく、凄いドライでした。自分がなぜ、そうだったのか?とまた改めて考えてみたいです。
ただ、今回、えりか様とご飯(これも、彼女の上司の計らいで、めっちゃ美味しいモノをご馳走になってしまいました!)を食べながら、お仕事のいろんな話をしていくうちに、私はえりか様と「一緒に仕事してたんだなぁ」と思って、なんだか淋しなりました。会社は違うけど、なんか、一緒に頑張れたなぁと思いました。大きい組織の中で、一緒に働いていたスタッフはもちろんたくさんいて、助けてもらわないと、あれだけのお客様を1日に担当する事はできなかったし、もちろんありがたかったけど、私の中で達成感や満足感を得れなかったのは、永遠に続く長い暗いトンネルみたいな私の悩みでもありました。これを克服できずに会社を辞めた事、変われなかった自分を責めながら、今があります。だからこそ、えりか様に淋しさを感じた自分にも、ちょっと驚きがありました。
今から、えりか様にお手紙を書きます。ちょっとだけ、“人”に対して変われた事への感謝も含めて。

写真は、昨日、えりか様のプレゼントを買いに行った時に途中にあった靱公園の中の「10月サクラ」
私が、珍しい!サクラや!と思って写真を撮っていたら、側を通っていたテニス帰りの大阪のおばさま2人組に「10月サクラって言うねんで。」と、いきなり話かけられて、教えて頂きました。季節外れでも咲くサクラ。えりか様も、違うところでも、花を咲かせてくれると願って。