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マスクのおかげ

人生でこんなにマスクをした経験がない私。苦痛で仕方ない毎日ですが、マスクが当たり前の世の中になりました。朝の出勤時間、本当にマスクをしている人ばかりが右往左往している風景に、恥ずかしながら、まだまだ違和感を感じています。
ただ、マスクをするようになり、私の中で、今までとは違ってきたことがあります。まずは、メイク。メイクは今まではどちらかいうと人の目を気にして、流行りのモノの方がいいとか、接客業である以上、「きちんとしなければ」的な感情が多かったのですが、今は、少し前の店長日記にも書いた様に、マスクの下で見えないけど、ちょっとチークを塗るだけで、ちょっとリップを変えてみるだけで、なんだか嬉しくなるという様な自分の心を上げる為のモノになりました。
そして、もうひとつ。
マスクを外した途端に、嗅覚が鋭くなった様な気がします。それに伴って、呼吸を深くするようになりました。私、嗅覚と味覚が乏しくて、(コロナが流行る、ずっとずっと何年も前からです)あまり、匂いを感じることがありません。午前中のお客様が終わる位の時間になると、この辺りの飲食店のランチタイムが始まります。外からのいいにおいに、お客様が「いいにおい、してきた~。」とおっしゃいますが、私、全くわかりません。味覚も味わって食べるというのがなかなかできない職業でもあり、美味しいからというより、お腹が満たされる為に、“胃に入れる”みたいな感覚です。私の“美味しい”という感覚は、人のそれとは、違っていると思います。
ただ、そんな私の乏しい嗅覚が、マスクを外した瞬間に、周りにある香りにとても反応できるようになりました。以前より、アロマディフューザーからの香りもよくわかると思います。今までは、玄関のお客にアロマをたいているけど、全くわからないことの方が多かったです。
そして、季節もあるかもしれませんが「今のうちに!」という脳からの指令の様に、朝の通勤で歩いている時は、大きく“鼻から”息をすう、はく。が勝手に成されています。なんか、この朝の空気をいっぱい吸い込みたいと思う様な感じ。本能的な身体の動きの様な気がします。そういう、本能レベルで感じることが、マスクをする生活の中だからこそ、浮き彫りになってきた様な気がします。
マスクはやっぱり嫌だけど、この先、何かいいこともあると思って、きちんと、うがい、手洗い、マスクを心がけていきます。
明日で10月最後。頑張ります!