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身体の一部

ここ最近、増えてきている「ウィッグをカットしてほしい」というお客様。もしくは、ウィッグに合わせた明るさと色味で、ヘアカラーとカットをしてほしいというお客様。生まれつき、髪の毛が少ないとか、円形脱毛症の人、抗がん剤治療による脱毛等、理由は様々です。
ウィッグを購入したところでは、なかなか思う様に切ってくれなかったからとウィッグを持ってくる方が多いです。おそらくですが、何十万円も出して買って頂けた物を、ウィッグの会社の人が、その商品をザクザク切る事はできないでしょう。ウィッグの値段に見合った毛量、質感のはずですから。
私はウィッグ屋さんではないので、お客様のご要望に合わせてハサミを入れます。もちろん、お客様との合意の上です。というのも、すでに、元々のそのウィッグの量より結構切られてあるウィッグもあるからです。原型を留めていない様な時もあります。でも、ウィッグをつけるとご自身は違和感を感じるので、切ってほしい。ウィッグがウィッグであってはダメで、その人の身体の一部、髪の毛して扱われないとダメなんですね。変に髪の毛が増えなくて良くて、いかに自分に馴染んでいるか、だと思います。
ウィッグをつけることで、髪の毛のコンプレックスが無くなるかというと、違うんですね。コンプレックスをかくす為に、また違うストレスを背負ってしまいます。これは、髪の毛を無くした人にしかわからない感情だと思います。だから、私はそれがウィッグだと周りに思わせない自然な仕上がりにしたいと思います。「ここを後、もう少し」とご本人がいうところにハサミを入れたいと思います。変な言い方ですが、ウソを本当にする位の気持ちです。
先日、ご病気で髪の毛が全て抜け落ち、ウィッグ生活を過ごした後、ほどほどに髪の毛がのびてきたので(と、言ってもベリーショートですが)「もうウィッグはいいかな。」と一区切りをつけ、ウィッグ無しの(カッコいい!)ベリーショートで来てくださった方がいます。
ウィッグをつけることも、つけなくなることも、ご自分の判断です。どちらの時も、心の負担が軽くなる様に、ヘアスタイルとして、身体の一部としてウィッグをカットしたいなと思います。
ウィッグのカットはもちろん、ウィッグにオススメのシャンプーもあります。
ご自分ではなくても、誰かの為にでも、ご相談くださいね。