写真に誓う

私のお気に入りの一枚。
一年前、昨日からお馴染み(笑)サカグチワークスのデザイナー岩田さんから送って頂いた写真。岩田さんがMueの工事が始まってから、いろんなタイミングで内装工事の進み具合を写真で送ってくださってました。その度に気持ちが高ぶったのを覚えてます。

去年の今日から、Mueのフローリングを張り始めた時の現場監督、阪口監督のこの写真。この日にトイレの壁の漆喰もスタート。
普段は寡黙な阪口監督の(プライベートは知りません)一人黙々お仕事と向き合う姿を、そのまま撮した一枚。
阪口監督の作る漆喰の壁は、ただ白く、ただキレイに塗るというのではなく、いつだったか、サカグチワークスのインスタグラムで岩田さんが書いていらっしゃる様に「コテむらはできるだけ付けず、けれども平滑になりすぎないように。この家と、住まわれる方とに似合うのはどんな壁か…を考えながら。仕上げています」ということ。Mueの壁は全て、丁寧に阪口監督が一人で仕上げて下さりました。

今日は朝から私のミスで、ご予約のダブルブッキングがあって、お一人のお客様を帰らせてしまったり、その後の仕事も、うまく時間を把握できていなくて、焦ったりと、いい内容ではなかった１日。
一年後の今日、この写真を見て、阪口監督が地道に一枚一枚の板を繋げていく様に、自分の仕事も、こうありたいと思いました。忙しくなってきたからこそ、ここできちんと仕切り直し。今年最後の１ヶ月が始まる前に、自分の仕事を見直して、頑張ります。
阪口監督が工事が進むにつれて、度々「(Mueのことが)可愛くて。可愛くて。」とおっしゃってくれてました。Mueに愛着を持って育てて来てくださった。そのバトンを受け取ったからには、この写真のなんだか優しい清らかなモノを、消さない様にしなくてはと思ってます。