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師走の1日目

とうとう、12月。
今年最後のヘアスタイルを、キレイに仕上げれる様に、一人一人のお客様にきちんと向き合って、気持ちよく今年を無事に終えたいです。
そんな12月の初日は、朝から、月に一度ご来店くださっている、私が習っていた生け花の先生と、その生徒さんのお二人です。いつだったかの店長日記にも書きましたが、今年のMueオープン初日の朝一番をこのお二人が飾ってくださりました。ちなみに、来年の初日の一番もこの方達です。
お店に生けている(“生けている”とまでは言えない程度の)お花は、お二人とも、いつも目にとまるようで、今日はアドバイスを頂きました。
ちょっとの事で、スキッと見えるというか、一気に洗練されたお花になりました。(“霜月の晦日”の写真と比べてみるとよくわかります)生け花って、たくさんお花が無くても、絶妙なバランスで、美しさが“灯る”様な感じがします。
先日、読んだ美容の月刊誌にも美容師の巨匠というべき人のインタビューで書いてましたが、
「うまい人はどうしても、テクニックをいれたくなっちゃう。(中略)これがカッコいいんだ、とか、うまく見せようとするとダサいっていう。逆に切り終わったら触らないくらいの方がカッコいい。ドライしたらそのままでみたいのがカッコいい。いろいろ手を加えてこねくり回してみたいなのはダサい」
こういう風にこの巨匠が言えるのは、今日のお二人の生け花もそうですが、基本の技術、長年のキャリア、好きでやっている心ですね。
私も、そういうシンプルなんだけど、なんかカッコいい。なんだか色っぽい。みたいなヘアスタイルを作れる様に、手を抜かず一つ一つを積み重ねていきたいと思います。
この1ヶ月、楽しみです。