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誰かの為に

今日、朝から素敵なLINEのメッセージをお客様から頂いた。
このお客様からは、今年Mueのオープンの時に、丁寧なお手紙を頂いていて、そのお手紙はお店のオープンをお祝いしてくださる気持ちと、遠くなったので、もうここには来れないという、お別れの内容だった。そのお客様が、「やっぱり行ってみようかな?」と思って予約を考えたけど、コロナが増え続けて、自粛宣言も出てしまい、やはり今回も行く事を断念したという内容だった。今、軽症のコロナの患者さんを受け入れている病院でお勤めされていて、一時はコロナの患者さんがゼロになったけど、ただいま、満室の状態。
つかの間だったけど、ゼロになった時は、凄くホッとしたということ。ただ、コロナの重症患者の受け入れをしている病院は、一瞬でもホッとしたことはない状態だろうと、このお客様は言う。結果、ここにはまだ来れないけど、そういう今のこのお客様の気持ちがいっぱい詰まった内容のLINEが嬉しかった。

このコロナ禍の中で、こういった病院にお勤めしている方は、私の様にふいに思いついたからとか、自分の“こうしよう”という気持ちだけで身軽に行動する事は、おそらくできないと思う。自分のおかれている立場だったり、周りの方との兼ね合いだったりを考えると、誰かの為に、みんなの為に、たとえやりたい事、行きたいところがあっても自粛なのだと思う。自分の気持ちだけではダメなんだ。

昨日、私の25年来の友達がお店に来てくれた。髪の毛を切りながら、いろんな話を聞く。
彼女の素敵なところ。それは、彼女を含めた、旦那様(この旦那様も凄く素敵です)と3人の子供達(この子達も最高!)つまり、この5人家族の中の“母”という立場の彼女が、とても素敵。私が知っている、この家族のここ約10年間は、この5人でなければ、乗り越えれなかった10年間だと思う。誰一人欠けていてもダメで、一人一人が、家族の為に頑張っていると思う。(本人達は、頑張っているという意識はないかも知れない)子育てをしていく中で、自分の感情だけを押し通すことは無理で、子供の為に何かに対して“一歩引く”ことができる大人なところは、今の私には、めちゃくちゃ、尊敬できること。

コロナので自粛を通して思う事はいろいろあるけど、結果的に、誰かの為に、私ができることは、
誰かの気持ちを想像できたり、誰かの気持ちを思い図れたりできることから始まるんだと思った。