大事な時間

今日、大手化粧品会社「ポーラ(POLA)」の初の女性に就任された方のインタビュー記事を読みました。

この方のインタビューで、化粧品はそれを使ってきれいになることが目的ではなく、きれいになったことで外に出てみよう。人に会おう。自信をつけて自分を肯定しよう。そう思えることがゴール。美しさを通じて人の可能性を広げる。化粧品会社の社会的な立ち位置を、そんな存在を目指していると書いてました。

このコロナ禍の中で「今、自分にとって必要なもの」だけを考える様になったかもしれません。以前、私もこの店長日記で書きましたが、マスクをしたら、メイクはいらないかも知れないけど、メイクは、人に見せるモノではなく、自分自身の気分を上げる為のモノになりました。このPOLAの顧客調査で、「スキンケアはあなたにとってどういう時間ですか？」という設問に対しては、「めんどくさい」「ルーティン」「やらなくてはならないこと」という一般のお客様からの回答が多いのに対して、POLAのお客様は「大事な時間」という回答が多かったということです。
おっくうだと思いながら使う10分と、至福を感じて使う10分とでは全然違う。と。

メイクと違い、髪を切る事、もしくは美容室でする施術は、自分ではなかなかできません。(自分でカットする人も、もちろん、いてますが)昨日、ちょうど見たYoutubeでも、言ってました。自分でするヘッドマッサージは、自分のマッサージをする手に意識がいってしまい、癒しの効果が得られている時に出る脳波、α波(アルファ波)が出なくて、気持ちいいというところまでいかないということです。だからヘッドマッサージなどは、人にやってもらう方がいいと、Youtubeの先生もおっしゃってました。

美容室で過ごす時間が、皆さんにとって「ルーティン」や「行かなくてはいけないところ」ではなく「大事な時間」という位置付けになって、至福のひとときでありますように。皆さんの可能性を広げられる“美しさ”を提供できる事をゴールに、私も頑張ります。