“使命”感じますか?
このコロナ禍の中、皆さんきちんと自粛されているようで、先日ご来店頂いたお客様も、行こうと予定していたディナーショーをキャンセルしたとおっしゃっていました。
「誰のディナーショーに行きたかったんですか?」
と聞くと、
「ナジャ・グランディーバ」
いや、えっと、あの。。。
このお客様には、趣味の話で何度か、私のこのお客様に対して抱いているイメージをぶっ飛ばして頂いています。テレビを見ない私は、ナジャさんを名前すら曖昧で、全く見たことなかったのですが、このお客様が数あるディナーショーから、ナジャさんを選んだというのに興味が湧いて、ナジャさんを調べてみたのです。
ネットでいろいろある中から、ナジャさんのあるインタビュー記事を見ました。その中で、今のテレビに出る様なナジャさんになったのは、自分の意思というよりは「(周りの人に)引っ張られてここまで来た。」
という感じらしい。
同じようなお話を、これまた先日、私の大好きな雑貨店「hitofushi」のオーナー様がご来店してくださった時に聞いてました。「hitofushi」のオーナー様との話は、いつもその後に何日もかけて私の中で咀嚼して、いろいろ考えます。
オーナー様も、今の自分の事を、自分が「こうしたい。こうなりたい。」という意思よりも、目の前の事をやっているうちに、勝手に「ガンダムの操縦席に座っていたから、ガンダムを操縦しているだけ」とおっしゃっていた。「こうなりたいとか、これがしたいとか言うのは、後付けで、どの人も、既に“自分の使命”を持って生まれて来たから、それを全うするだけ。目の前の困難は、自分に与えられた課題だから、やらなくてはいけない事。それを逃げずに取り組んでいて、結果がどうであっても、次が見えてくる。そしたら、またそれに取りかかる。」と。
お客様の中で、いわゆる“社長”だったり、“代表”って呼ばれる肩書きのある方は、皆さん同じような事をおっしゃっている。自分の意思とは裏腹に、勝手にその人のイメージだけが先に一人歩きして、周りの人からの期待に応える様に、そこに自分を追い付かせる様に頑張ってきたのかなと思います。
ナジャさんが、自分から売り込まずに、周りに声をかけられ、引っ張られて今があるというのは、なぜなのか?という質問に、ナジャさんの答えは
「うーん。。。
やっぱり、盆と正月の墓参りを欠かさないから」
皆さんも、ぜひ。