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皐月の晦日

今月は、ヘナの事で頭がいっぱいの1か月でした(笑)

そのおかげで、いろんな本を読んだり、たくさんの人のブログを読んだりして、“ヘナ”という世界だけでなく、そこから広がるたくさんの知識に触れることができました。そして、その流れから自分の心や身体に興味が湧いてきたり、自分の好きなもの、こと、ひとについて考える事が多かった様に思います。

今月の店長日記にも書きましたが、生命誌の研究をされている、中村桂子さんの言葉を借りて

「(物事は)ちょっと分かる。ちょっと分かると開(ひら)けるんです。

またちょっと分かると、もっと開けるんです。それが、面白いのね。」

私の場合、全てに於いて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、興味をもったことから分かる、そして開ける。ことがあったと思いきや、またちょっと元に戻る(笑)

そんな自分を知るような感覚がありました。でも、どんなことでも可能性を見出すのは自由なはずなので、人よりも時間がかかっても、自分でやろうと思ったことは実践あるのみだと思ってます。

去年の12月から月1回、鍼灸院に通うようになって、その道現役50年以上の斉藤先生に治療を受けています。針を施術して頂く約2時間、楽しくおしゃべりをする時間もあれば、”ここからは、ちょっと寝なさい”という言葉に暗示がかかったようにすぐに眠りに入ってしまう時間。時には、目をつむって針をうつ箇所(ツボ)を探す斉藤先生を、そっと薄目を開けて、見ている時間。

斉藤先生の針治療しか知らないので、比較はできないのですが、私は次の日から、スッゲー快調!というわけではありません。むしろ、身体がだるかったり、痛みが出ている腰、ひじ、膝は変わらずに痛いなと思っています。もうこの痛いのは、治らないのかな?こんなものなのかな?と、思っていたら、ある日、気がついたら全て痛くない。。。先月、右ひじに3箇所、置き針をしてくださった時も、知らない間に針がなくなっていて、まだ痛いなぁと思っていたら、ある日ふと、あれ?痛くない。ってことに。

この話を斉藤先生にしたら、「(針は)自然治癒力を呼び戻すから」とおっしゃいました。ちなみに、置き針も必要がなくなったら、“もういらないよ”と身体の中から針を押し上げて飛ばすらしい。滞っている血を流して、血が全て入れ替わったら、楽になるとも先生には言われています。

こんなに美容医療が躍進を続けているご時世に、いろんなお薬や、機械が出て来ているにも関わらず、私の周りにいるドクター的な人達は全員、どこかを切ったり、縫ったり、何か入れたり(笑)を勧める人がいない。いつものかかりつけ医の先生も、健康診断などで数値の悪いモノがあっても「今すぐ、何かをどうこうしないで、この1年かけて努力してみて」と言い、具体的に何をすればいいかを指示してくださる。

自分が求めているのか?たまたま、そういう人達やモノに囲まれているのか?気がついたら、私の周りは、ちょっとずつ、ちょっとずつ、身体に関しても、お仕事に関しても、自分でやりながらわかってくる(やらなければ、何も変わらない)、そして、何かの拍子にパッと開けてくるモノに囲まれています。時間をかけて、地道にやり続けていくことが、私には合っているようです。

そして、斉藤先生の針治療の様に、Mueのお客様の髪の毛が、あれ?なんか、知らないうちに、キレイになった?ってふとした時に感じて頂ける様な、いきなりキレイにはならないけど、続けて来て頂くことで、頭皮、髪の毛の自然治癒力的なモノを感じて頂ける施術メニューや、商品、薬剤を扱っていきたいと思います。

今月も本当にありがとうございました。また来月もよろしくお願いいたします。