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文月の晦日

梅雨が明けると、あっという間に夏が来て。あっという間に、7月が終わりました。

今月は、ワクチンの接種が進み、お客様との会話の中で、お友達と旅行に出かけるお話や、帰りに心斎橋まで足をのばしてみようとか、お客様が終わる少し前に旦那様が一階の鉄板焼き「ひいろ」さんで、既に呑み始めていて、そこに合流するとか。

ワクチンから得る“安心感”は、その人なりに楽しく過ごすことができて、私はとても嬉しいです。誰かがお出かけすること、オリンピックの開催に、いろいろな意見はあると思いますが、私は偉い人でもなんでもない、いち一般人なので、普通に言いますが、凄く“嬉しい”

今年のお盆休みも兄の家族は帰省を見送ったのですが、東京から帰省できることができたら、彩さん(兄のお嫁さん)と一緒に、行こうと言ってある「Mikuri」

楽しみだなぁ。ここのモナカを一緒に食べたいと思ってます。

と思っていたら、また緊急事態宣言かぁ。いろいろ楽しい事は、後少しの我慢と思っていたら、また、遠退いてしまう。

私も、ようやくワクチンの予約がとれて8月中に2回とも終わります。インテックス大阪に行くのですが、南港に何年ぶりだろう?こうなったら、ワクチンですら楽しんでみようと思ってます。

いろいろな事を問われながらも、開催のオリンピック。ソフトボールの決勝戦のハイライトを何回見るんだよと自分で突っ込めるほど、ハイライトをたくさん見て、泣いて(笑)他の競技も同様に、自国開催で時差は無いのに、結局、寝不足。

アスリートの方々を見て、私も、今より上手くなる為に(技術、センス、この人、上手い!ってお客様に思って頂ける事、今は目の前の事を丁寧に積み上げていく事、等々)ずっと、ずーっと地道に努力し続けていきたいと思った次第です。

少し、話は変わりますが、最近、バッサリと髪の毛を切る人が多いです。夏だから、暑いからという人が大半ですが、そういう季節的なモノでも無くて、何か気持ちを切り替えたくて、バッサリと髪の毛を切る人がいます。最近、たまたま出会って、ポチっと押した本

この本はヘアドネーションに関する本なのですが、(この本の内容については、ゆっくり時間がいりますので、また今度)この本を紹介していたキャッチコピーに惹かれました。

“ヘアドネーションの裏側にある、それぞれのドラマ”

そう。たとえ、ヘアドネーションでは無くとも、今まで自分の身体の一部だった髪の毛を切り離すと同時に、自分の中の何かを“切り離す”。そこに至るまでのドラマが、その人にはあります。この本の中で、私が尊敬する美容師さんの一人である松浦美穂さん(TWIGGY.オーナー)が書いていらっしゃる様に「髪の毛には『人の気持ち』が宿ります。」は本当にそうだと思います。

何年もの間、その人の身体の一部で、その人に寄り添い、その人を見守り続けた髪の毛を切り、新しい自分と新しいヘアスタイルに変わる一大イベント。私が美容師として背負うべき役割は、髪の毛を切った事を、後悔させないヘアスタイルを作る事。気持ちを込めて、カットしたいと思います。

今月も本当にありがとうございました。

また来月もよろしくお願いいたします。