4月の終わりに
いよいよ、明日からゴールデンウィーク。
お客様の中には、なんと!11連休。なんて方も。
「自分が11連休あったら、何をするだろう?」は、
「自分が宝くじに、当たったら、何に使うだろう?」と同じくらい、今はまだ、妄想して楽しんでいる。
どちらでも、実現した時の為に、イメージしておかなくては。。。
今日は、気温もグングン上がって、4月の終わりなのに、もう日中の雰囲気は、初夏。
通勤道のなにわ筋のイチョウも、かわいい新芽から、気温に比例してグングン大きくなってきた。
月初めには満開だったサクラからツツジへ。そして、毎年、このお家のモッコウバラは、本当に素敵!
お店をオープンした時は、真面目に欠かさず、お店のインスタグラムを頑張っていた。
その時のおかげで、「あ、そうだ。」と、通勤中に思い出して、途中に道を変えて会いに行きたくなる、花や風景がある。
そして、その時の方が、太陽の位置の変化、朝の空気の香りの変化に敏感で、今の自分より、時間に追われながらも、自分の感覚を研ぎ澄ませていたと思う。
何も考えず、とにかく毎日インスタグラムをアップさせることに満足してしていた、1年目。
1年目のインスタグラムよりは、いい内容にしたかったけど、何も変わりばえしなかった、2年目。
2年目の途中くらいから、インスタグラムやSNSのやる意味を、自分で見出せなくなり、
SNSから距離をおこうと思った、3年目。
先日、お客様に「”ただ、やる。”という事に文野さんは、飽きたんですよ。」と言われ、なんだかとても、しっくりきた。
お客様の中には、もちろんSNSをされている方は、たくさんいらっしゃって、どれを拝見しても、その人らしさがあって、とても面白い。
ご自分のお店の商品をインスタグラムでアップされているお客様と、インスタグラムについて話した時に、おっしゃっていたのが、
インスタグラムにアップさせる写真は
「(この商品の)一番素敵な部分…それは目に見えるところだけでなく、
さらにその向こう側に含まれるものが、見た人に伝わるものを写したい!
と、思って、その空気感を切りとっています。」
確かに。いつもこの方の写真は、素敵なわけです。
人は、きっと、いい写真を見た時、そこにある空気感を自然と感じるのだと思う。
私が、この2年と少しの間にアップさせたお店のインスタグラムの中で
一番”いいね”が多かった写真は
お嬢様の結婚式の朝、そのお嬢様のお母様とお祖母様の、
ヘアセットと着付けをさせていただいた日の写真だった。
事細かに、ヘアスタイルや、帯結びを写真に撮ったものではなく
お支度を終えて式場に向かう前に、お二人が並んでいたところを、写させて頂いたものだ。
目に見えるものの、向こう側にある、
このお二人の娘、孫の結婚式に向かう気持ちとか、
お支度をさせて頂いた、私や着付けのMさんの気持ちとか、
そこにいた、みんなの気持ちが詰まった空気感が、
この写真から、自然と伝わったから
一番、反響があったのだと思う。
残念ながら、この事実を知ってしまうと、
自分が作ったヘアスタイルを、あれやこれやと書いたとて、
今は、薄っぺらいものに感じてしまう。
自分の中で、伝えたいものに出会った時、その瞬間を逃さないで
お伝えできるSNSを、目指していきたい。
“ただ、やる”から脱皮しなきゃ。