やっぱり師走です
次、強い北風吹いたら、
枝から落ちてしまうだろうな。
と思う時のイチョウの黄色は、空の透き通る青色に映えて、
この時の黄色が、私は一番きれいだなと思います。
自宅を出て、直ぐの角を曲がると、なにわ筋で、
このなにわ筋をまっすぐ一直線に北上するのが、私の通勤道。
先日、なにわ筋に出た途端に、その一直線上のイチョウの色が
一気に、私の好きな黄色に変わっていて、
ずっと見上げて歩いていたら、そのおのぼりさん風のたたずまいを、
お隣の定食屋さんに見られていて、一言。
「何見てたん?おかしかったで」
12月は、やっぱり”師走”
”走る”という字が入っているだけに、スピード感が違います。
昔から12月って、面白いのは、
普段はパーマを当てない人が、なぜか「パーマを当てたい」と言ってきたり
「ハイライト、入れよっかな」とか言ってみたり、
新年に向けて、お客様がちょっとハメを外したくなる感じが、私を楽しませてくれます。
年賀状がなくなったり、大掃除が昔ほど大がかりなモノで無くなったりする時代でも、
新年には、髪の毛を綺麗にして迎えたい人は、まだまだいらっしゃるんだなと、
とてもうれしく思います。
特に、この年末に増えるお客様のオーダーは
ダントツ!”縮毛矯正”
くせ毛で広がる髪の毛を、ストレートを当てて、収まりを良くします。
ただでさえ、クセ毛なうえに、40代ぐらいからエイジング毛も加わって
じりじりした質感のクセ毛も混じりだします。
お客様は見ることができない、後頭部から下の髪の毛。
実はほとんどの人が、髪の毛が濡れているとき、結構な強さのクセ毛です。
パーマを当てたような、ウエーブの人も少なくありません。
このクセは、髪の毛が乾くと、ある程度馴染みますが、全てハネます。
そして、広がります。
せっかく、頭も顔も小さいのに、髪の毛が広がって頭が大きく見えるという
残念な人もたくさんいます。
よくカット講習で言われるのですが、
日本人の骨格に合わせるなら、
頭は小さくないとバランスが悪い。
もちろん、カットで何とかしたいし、最善を尽くすけど
カットだけでは作り出せない質感や、収まり。そして、艶。
どうしても、無理な人には、常日頃から提案させて頂いている
昔のチョーまっすぐストレートにはしませんから!と約束する
”縮毛矯正”
皆さん年末に、ハメ外してくださります。
ここ最近、
50代から60代のお客様の縮毛矯正をさせて頂いた後、
オーバーに言ってるわけでは無くて
本当に軽く”5歳”は若返っていると思います。
先日、Mueで扱っているパーマ液のメーカーの方とも話していたのですが、
「縮毛矯正って、アンチエイジングだよね」
このメーカーの方も
「そうですよ。ストレートを当てれば、艶も出る。
何より、いいヘアスタイルになれば、自然と表情も緩みます」
さらに、続けて
「毛先を曲げるも良し、まっすぐにするも良し、
パーマもストレートも、美容室でしかできない技術です。
そういうヘアスタイルを、美容師さんが打ち出していけたらいいなと」
”アンチエイジング”
少なくなった髪の毛を抗うよりも
まずは、自分のヘアスタイルをハメ外してみたくなるような、
そんなお客様を増やしていきたいと思うのです。