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  3. 今年もありがとうございました。

今年もありがとうございました。

いよいよ、2022年も最後の日。

まずは今日、このフロアに無事に立てれたことに、感謝。

さらに、こんな風に気持ちよく、今年の営業最終日を迎えられたのは、

まぎれもなく、お客様のおかげです。

今年もたくさんのお客様にご来店頂き、

本当にありがとうございました。

 

 

美容室は、いろんなお客様がご来店されます。

年齢、性別(今や、古いですね)、職業、

これが本当に様々で面白い。

今年も私は、Mueにいるだけで、

いろんな業種の、いろんな世界を見聞きすることができました。

オープンしてからこの3年間、お客様のお話を聞きながら思った事は、

コロナであろうと、ちゃんと世の中は動いていて、

不景気と言われる中でも、

どの業界にも、果敢に挑戦している人たちが必ず存在し、

新しい価値観を、ちゃんと受け入れているんだなと。

 

一気に進んだデジタル化、ペーパーレスも、

自分たちのやる、やらないの気持ちは、とりあえず置いといて、

やらざるを得ない状況で、当たり前になってきた感じがします。

そして、もうひとつ。

お店でお客様と過ごす時間で、

この3年間で、一番わかったこと。

それは、

”心に何も傷の無い人は、いない”

ということ。

周りから見たら、誰もがうらやむような、

順風満帆な人に見えても、

たとえ、どんなに明るくしていても、

実は、みんな”何か”ある。

失ったもの、手に入らなかったもの、諦めたこと、

それを、うまく何かで埋め合わせて、折り合いをつけて、

今のお客様がある。

そして、みんな”裏切れない存在”がいる。

親だったり、子供だったり、ペットだったり、

時にその存在が負担になるときがあっても、

何かの時に

その人の手を引いてくれているような感じ。

「なぜ高校に通うのか?」

先日、ご来店くださった

高校の校長先生をされているお客様の言葉です。

 

「これからの人生が、幸せになるために」

 

人生は、もしかしたら、

生まれた時から、ゴールは決まっているのかも知れないけれど、

出会った人、出会った言葉で、

その人の”深み”になる。

たとえそれが、その人の奥深いところにある

”失った何か”

になったとしても。

気になることや、自分のアンテナに引っかかったことに

私は、首を突っ込みたくなる。

 

Mueで出会った、素敵な人や、素敵な言葉を

私からお客様に。そのお客様が、またその近くにいる人に。

そんな風に、人から人に、

ちょっとした幸せを繋いでいくようなことを、

来年も続けていけたらと、思います。

また、来年もよろしくお願いいたします。