フェイントの朝
本日、2023年1月15日。
「石の上にも3年」が終わり、今日からMueは、4年目がスタート。
お誕生日には、お赤飯。
と言いたいところですが、もちろん無いので
年始にお客様から頂いていた”おぜんざい”
毎晩、夜遅く帰っては、そのおぜんざいを手に取り
「いやいや、今はアカンやろ。。。」と
元のところに戻してきましたが、
今日の朝、そのおぜんざいが目についた瞬間に
「お赤飯の代わりやん!」と言うわけで
いつも朝は同じものを食べる私ですが
今日の記念すべき3周年の朝は、あえてルーティンを外し、
大好きなあんこからスタート。自己満足のいい感じ。
偶然にも、石の上にも3年の最終日の昨日、
3年前のオープン初日にご来店いただきました
Mueの内装デザインを担当してくださった、
サカグチワークスの阪口ファミリーがご来店。
こういう事を、偶然ではなく必然と捉えて、
”初心忘れるべからず”
的なメッセージだと思っています。
がっつり石の上に座りながら考えたことは、
やはり、周りの方々への感謝です。
お客様をはじめ、ディーラー、メーカーの方々、ご近所のお店の方々、
気になると連絡をくれる友人、家族、
とにかく関わりのある皆様に、感謝したいと思います。
ありがとうございました。
この3年間、ずっと思ってきたこと。
つくづく、私って”普通”だなと。
特別、周りに比べて、抜きん出る(身長は抜きん出てます)能力があるわけではなく、
むしろ、人より何をやっても時間がかかりますし、
この時代に、SNSを味方に付けることをためらう私です。
今こうして、毎日楽しくお仕事をさせて頂けるのは、
「周りの人に恵まれた」
これに尽きます。
”普通”の私を”普通”のままでいいと、周りの皆様が
見守り、支えてくださったおかげです。
この幸せな気持ちを忘れないようにしていきたいと思います。
さあ、4年目。
私的には、ようやくスタート地点に立てた感じがします。
ここからの方が、
この3年間より、面白く。
今までの経験を元にした知識に、新しい知識をプラスして
何か、1つの事に取り組むにしても
いろんな可能性を探したいと思っています。
ここ最近、
この”面白く”したい4年目に向かって、目標を定めたいと思っていた時に出会った本。
この本は、元々は中学生に読ませるための発想術の本として綴ったものだったのが
8年の時を経て、
「あえて大人に読ませたい」という出版社からの要請があり
文庫本で再発売になったといいます。
ちなみに、元々のこの本のタイトルは
『じぶんリセット―つまらない大人にならないために』
この本を読みながら、
自分自身を縛り付けている、いろんな「当たり前」をリセットし、
物事の考え方、感じ方、捉え方が決して一つではないという事に気づけたら
”普通”なことも”面白い”ことに変化すると思ったのです。
この本の著者がよく使う表現らしいのですが
『神様にフェイントをかける』
神様が運命を決めているのなら、
それを裏切るような思いがけない行動をとって、
何か新しいものが生まれるきっかけにする。
結果的に何も変わらなくても、
何かが変わるかも?と期待するだけでも平凡な日々は
変わっていくのだと。
「親ガチャ」と言う言葉があるようですが、
私も人生は、生まれた時からある程度決まっていると思っています。
1年後、この店長日記で
「私は、やっぱり”普通”でした」と書いてるかもしれないけれど
この1年は、自分にフェイントをかけて
”面白い”方向に舵を切り、
石の上に座っていた時の視点から見ていた景色から
石の上に立ち上がって見える景色に変えていきたいと思います。
どうぞ、この4年目もあたたかく見守りながら、
皆様のご指導を賜りますようお願い申し上げます。