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生きている床

いつも、営業中に、
「パチン!」
って音が、何度となく聞こえる。

どこからって訳でもなく、毎回違うような気もするし、玄関らへんのような気もしていて。

先日、Mueの内装の頼れる現場監督さんが、階段の看板の電球がきれたので、見に来てくださった時に聞いてみたら、

「ああ、床ですよ。木は、生きてるんで。」

って言ったのが、なんだかとても頭に残ったのです。

Mueの床は、オークという木を使っていて、いろんな大きさの木を使っています。色も明るめで、白の漆喰の壁に合ったものを、内装のデザイナーの方がいろいろ選んで持って来てくださりました。

今は、乾燥していて、しまって縮むから、木と木の隙間ができやすく、6月位から夏に向かって膨らみ出して隙間が埋まる。

って、本当に、床の木と言えど、自然から由来するものは、生き物だなぁ。と思います。その中に組み込まれているDNAを、樹木から自分の姿が木材に変わっても最後まで全うするってすごくないですか。

生きてる床に、これからもずっと見守られて、お仕事させて頂きます。