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少しずつ、良いことを、いくつか楽しむ

はたから見ると、大したことではないけれど

私にとっては、すごーく”良いこと”をしている気分になって

満足感のあることがあります。

 

その1

いつも第三者的な目線で、私にいろいろご指導くださる

大学教授をしているお客様からも

「文野さん、(やっと)今ですか?」と言われた独りよがり”良いこと”

 

新聞を読む(笑)

 

ほんと、大したことないどころか、当たり前だろという声も

聞こえてきそうだけれど、すーごい良いことをしている気になっています。

ちょうど先日、予備校の人気講師、テレビでもおなじみの林修先生に

「ズバリ!先生が朝日新聞を読む理由は?」というインタビュー記事を目にしました。

ここにも書いてましたが

 

新聞には「回遊」して読める良さがあります。

自分の知りたい事を読んでいるうちに、全く考えていなかった情報に出会えます。

林先生も

「回遊」する中で得られた情報は後々、役に立つことも多くあり、

この「余剰」こそが「知の本質」だとおっしゃってました。

こういう言葉に出会えることも、

私は新聞の良さだと思っています。

 

そして、私は何よりも、新聞を読むと

中東の問題、ウクライナの事。

国内での、根深い問題。

今、自分がいかに幸せな環境で生きているかという事を

再認識させられます。

大したことないけど、大満足して凄いと思ってやっていること。

その2

 

朝起きたら、お家で美味しいドリップコーヒーを淹れる(笑)

(今度は、ホンマにいい加減にしなさいよ。の声も聞こえてきそうです。

ほんとに「文野さん、今ですか?」です)

 

ことの発端は、

友人宅で淹れてくれた、ハンドドリップのコーヒーが美味しくて

淹れているときから、香りも良くて

コーヒーを一口飲んだ時に、勝手に口から

「美味しい」と出た。

この友人から、後日、お勧めのコーヒーが届き、

お家の台所の棚の奥の奥から、昔、これもまた友人からのプレゼントだった

コーヒーサーバーのセットを引きずり出してきて

朝一番、コーヒーを淹れる。

朝の自分の部屋に漂うコーヒーの良い香りが、

今のところ、毎朝、嬉しい。

(ちなみに、この友人から

私がお湯を雪平鍋で沸かしていることを知ったために、湯沸かしポットが。

朝に淹れた美味しいコーヒーをお店でも楽しめるように、

上質なコーヒー専用のボトルと、ボトルを洗うスポンジのセットが届く。。。

まるで、お母さんのようである。ありがたいです)

こういう普通にできるようなことを、

何年もやろうと思っても、恥ずかしながら私は行動に出せずにいました。

手っ取り早く、直ぐに手の届くもので良しとしていました。

 

でも私が思う、私の周りにいる”豊かな人”はみんな

日常生活の中で、ちょっとした事に、ちょっと良いものを選び、

ちょっと手間暇をかけている大切な物事を

持っている人です。

そして、それらを周りにいる人に、

とても自然にシェアできる人。

 

私も遅ればせながら、少しずつ、そんな豊かさを感じたいな。持ちたいな。

と思っています。

(いや、ホンマに「文野さん、今ですか?」)

 

今年の9月に75周年を迎えた雑誌『暮らしの手帳』

編集長の言葉が掲載されていた9月30日の天声人語より

 

「みがかれた感覚と、まいにちの暮らしへの、

しっかりした眼(め)と、

そして絶えず努力する手だけが、

一番うつくしいものを、いつも作り上げる」