お姫様の色
突然ですが、カーテン、好きですか?
私の母は、本人に確認した事がないけど、きっと、カーテンが好きだと思います。
何年かに一度、カーテンをリニューアルさせる母。
それに影響されて、私は自分の一人暮らしを始める時に、カーテンはちょっといい感じにしたいと思い、有名な雑貨屋さんで何も知らずに生地を選んで見積もって頂いて、「すいませんでした。」とだけ言って世間知らずのおバカさんで帰った日の事を思い出します。
お店をオープンする準備で、カーテンリベンジの日が来ました。この店長日記、おなじみデザイナーの岩田さんから、「光が入りすぎる時の調整の仕方はカーテンや、ブライト等様々です。薄く透けるカーテンで、明るさを損なわずカラフルさもアクセントに。」とおっしゃっていた。
たくさんのカーテンのサンプルの生地を用意してくださって、色も生地の質感もいろいろありましたが、その中でも、広げた時、クシュッと集めてリボンで止めた時など、光の当たり方でいろんな色に見えて、さらにお姫様のドレスの様な生地!が今のお店のカーテンです。
内装費がかさんできたので、ひるみそうになったけど、カーテンリベンジの私は強気でいっちゃいました。未だにこわくてお値段は、見てません。
夏になったら、おそらく、恐ろしく日があたるであろうこのお店。シャンプー台の前の窓はこのお姫様カーテンを広げる日が来ます。夏の日差しを受けたこのカーテンの色は、お姫様は何色になりはるの?
今から楽しみです。
いくらか知らないけど、後悔はないはずだ!