雨のち晴れ
卒業シーズンのピークが過ぎると、今月もあっという間に終わってしまいそうです。
今年は卒業式の朝にヘアセットにご来店してくださったお客様もいて、大切な行事に参加するヘアスタイルをやっぱりいいモノにしたいという、このシーズンならではの勝手なプレッシャーに燃えていた(笑)
卒業式の早朝、ここでヘアセットしている時間を利用して自分のクラスの生徒一人一人へのお手紙を仕上げているお客様の姿は、やっぱり見ていて胸を熱くする。私がこの朝に見た、最後の先生の手作業のぬくもりが、生徒達に伝わってくれると信じたい。
卒業シーズンというだけでなく、3月は年度末。
お客様からのいろんな報告を聞きます。会社の中で、天と地がひっくり返る様な配置転換の移動が決まった人。今までのキャリアを捨てて、新しいお仕事が決まった人。4月に向かって新しい動きを感じます。
もちろん模索中のお客様もいます。
私も先日ひょんな事から、今のお店の事、そしてこの先のお店の事をじっくりと考えるチャンスがありました。何かを深く考えたり、悩んだりすることが苦手な私は、本当は悩んでいたり、このままではダメなんじゃないか?と思う事に対して、うまく蓋をする術を持っているようで、自分の不安がその蓋を押し上げない様にするために、“悩まない”と勝手に頭が、もしくは心が作動するのかも知れません。
でも、今回、今の自分、もしくはお店について考え、それを更に人に伝えるチャンスがあったおかげで、自分の中で“私はこうしたいんだ”という自分の気持ちに目をそらさず考えることができました。そして、それを口に出すことで、周りにいる人達から、いろんな知恵、知識、アドバイスを頂き、この先に広がる新しい物の考え方、視野を広げる事を怖がらないで、今とは違う景色を見れるという期待に変えていきたいなと思います。
昨日、1年に1度、登っている山に登って来ました。そんなに高い山ではないのですが、いつもは1月の寒いシーズンに登って、山頂は雪が少し残っています。今年は少し暖かい3月になってしまったのですが、同じ山でも当然ですが、植物の勢い、咲く花の種類が全く違いました。雪が残る神秘的な風景が好きだったけど、こんな風に、木々や花の色を感じる新しい風景もいいなと思いました。
雨の上がった日の夕方も、いい風景でしたよ。思わず撮った写真。雨に濡れたアスファルトもカッコいい。