卯月の晦日

昨日は、夕方に素敵な虹が空にかかってました。（写真は少し前の日の朝の雲ですけどね（笑））

夕方のお客様をお見送りしたときに、私も虹を見ることができました。お客様から素敵な虹のお写真を送ってきてくださったり、インスタグラムで挙げていらっしゃるお写真を見て「いいこと、あるかも」っていつも通り根拠のないおもいつき。

今月も、「あっ」という間の１か月でした。ちなみに、最近気が付いたのですが、ちょっとニュアンスが違いますが「あっ！」は私の会話の中で、よく使っているようです。思いついたことを、思いついたときに、思いついたように言ってしまう。一緒にお仕事をしてくださっている人たちに対して、多いこれ。直したいな。

卯月の朔日に、Mueの下の階で頑張っていらしゃる「USAGI」さんについて書いたことが、ついこの間と思いきや、もう今月も終わり。しかも、緊急事態宣言が出て、USAGIさんはお休みになりました。ある日、階段をのぼったら「（緊急事態宣言中は）お休みします」の張り紙。思わず、「さみしい～！」って階段で一人叫んでいた。

とは言え、既に予約を頂いているお客様だけは、アルコール無しでお店をされるようで、なんだかんだとお店にはいらっしゃるので、タイミングを見計らって話しかけてみた。いろいろ話したけど

「普通に仕事がしたい。」とおっしゃっていたのが、とても沁みた。

隣の定食屋さんも、「いや、ほんま、お金じゃなくて」という。

みんな、お仕事したい。普通に。

今月は、“人”からたくさん学ばせて頂いた１か月でした。メールやLINEでしか、やり取りの無かったメーカーの方々にお会いできたり、ご紹介いただいていながら、なかなか都合が合わなくて３ヵ月ごしでお会いできたお客様など、実際に会うと同じ言葉でも声という音が合わさること、マスクをしてる顔だけど表情がわかると、改めて、そのご縁に感謝し、その人に対しての熱量が上がります。そして、お客様から頂く言葉には、いつも元気をもらいます。「どれだけネットやSNSが進化しても、あくまでも仕事の効率をよくするだけで、最後は“人”ですよ。人とのご縁が、自分を成長させてくれる。」と。ここにいる時間、私と話している時間以外、ずっと携帯電話で、スタッフに指示を飛ばしてお仕事している方が言うから、本当のことだとおもいます。

今年のGWは、またもや動けない日々になりました。映画やライヴなどこのGWにむけて準備してきたものが、続々と延期と中止になりました。先日のラジオから聞こえた『くれなずめ』という映画の監督、松居大悟さんの言葉がひびきます。映画の公開延期を受けコメントしたのが

「だって作品は生きているんだから。追い込まれるとつよいんだから。みんな健康でいてくれたら、必ず会える日が来ます」

きっと大丈夫。根拠は無いけど、虹に託したい。

私も熱い想いをもって、また来月もがんばります。