土を耕す
「ええ。そうでしょうよ。そうでしょうよ。」という見出しからのパンフレット。
新しいトリートメントとして取り入れていこうと、ただいま、このパンフレットのトリートメント剤を使って検証の真っ只中。トリートメントメニューはもちろんですが、カラーのリタッチ(根元のみ染める方)にトリートメントカラーとして、カラーの放置時間、およそ25分位の間に毛先にトリートメントをその時間にじっくり浸透させていくモノを作りたいと思ってます。
私が尊敬しているカラーリストの方がよく講習会でもおっしゃってますが、ロンドンやパリ、もしくはニューヨークで流行り出したヘアカラーを、実際見て、学んで日本に帰って来て、日本人に合うように落とし込む時に、“どうしたら日本人の髪の毛にフィットするか?”を検証して練り直して、練り直して、落とし込んでいる。と。
確かに、このパンフレットの中にも、きちんとしたマニュアルがあって、用意されているのですが、なんだか、私には物足りない仕上がりです。。。なんか私は中でしっくりこない。。。
なので、満足いく仕上がりに出会うまで、薬剤の比率を変えたり、毛先にはもうワンアイテムいくか?とか練り直して、練り直して検証してます。
お客様が、ヘアカラーを繰り返ししていく為に、もしくは、ヘアカラー毛に、パーマやストレートをキレイにあてる為に、お家のケアがどのようなモノであろうと(もちろんお客様が努力してくださったら、なお嬉しい!)お店での施術は、ヘアカラーやパーマ等の髪の毛にとって、いらないモノを取り除くこと。そして、失われたモノを補給していくこと。修復というよりは、髪の毛という土壌を長い期間をかけてでも、お店でコツコツ耕していくイメージで。
「髪を損傷させない技術力は、接客マナーの基本です」をね、忘れない。