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tambourine

最近読み出した本が、面白い。
「ミナ ペルホネン」を設立したデザイナー皆川明さんの本。「ミナ ペルホネン」の記憶をたどると、確か、去年だったと思いますが、お客様がこのミナ ペルホネンの柄が好きで、カバンを買って来られた帰りにカットにご来店してくださり、この「ミナ ペルホネン」の話題になりました。また、こうして今年になって、この名前にこうして巡り会うとは思ってなかったのですが。
“tambourine(タンバリン)”というミナ ペルホネンのスタンダード柄があります。小さなドットが集まり輪を作る柄。この柄、どこかで、見た。。。

そうなんです。Mueにもramufolia(@ramufolia)さんが刺し子で作ってくださった、このtambourineチックな柄の布を、おトイレに使っています。ramufoliaさんに柄の事は聞いたことはなかったのですが、「うちにもあるやん!」って、おトイレに見に行って、一人テンション上がりました。

この本の中で、皆川さんは、人は一生をかけて心に持ち続けられる資産は「記憶」しかない。と書いてあります。美味しい物を食べたこと、好きな趣味に没頭できたこと、どこかに旅行に行った事等は、その人の「記憶」となって存在し、「記憶」は、事実と違い思考と事実とがくっついたものであり、自分次第で良い方向にも変えれる。働くことに対しても、この「記憶」に触れながら、本は続きます。

「喜び」という言葉は「楽」や「楽しさ」という言葉とは異なる意味を持っていて
「楽」はイージー、「楽しい」はエンジョイ、「喜び」はハッピー。やらなくてすんだという「楽」と、今この時間が愉快という「楽しさ」と、心から嬉しいという「喜び」はレベルが違う。
(これらは全て本からの抜粋です)

家族でも、会社にでも、働くことが、誰かの役にたって嬉しいという「記憶」を持つこと。そして、それを感じ続けていけることを目指したくなりました。

先日、ramufoliaさんから、次のご自分の作品の展開について、「こういう事をしたい」と、ご自分で言ってきてくださりました。次を自分で見出だすことに感動しました。
最後に、これも本からの抜粋です。

「喜び」は一生にわたる感情です。自分一人のものではなく、人と共有できるからこそ生まれてくるもの。

Mueがお客様や、Mueに関わってくださる方達と「喜び」を共有して、成長していけます様に。