NEWS
お知らせ

  1. TOP
  2. 店長日記
  3. 魔法の薬その②

魔法の薬その②

最近、ハマっています。魔法の薬。
今日も来た。来た。この魔法の薬を試すのに打ってつけ!のヘアカラーのお客様。
お家で、もしくはお店で、どれだけいいトリートメントを髪の毛の上からしても髪の毛の状態が悪かったら、意味がない。
この髪の毛の状態を、さすがに髪の毛の中は、肉眼では見えないので、ざっくり捉えることができる数値が「ph(ペーパー)」です。
水溶液の性質を表す数値のph。
phは0~14で表され、数字が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性になり、7前後が中性といいます。
よく、皆さんも聞くと思いますが、髪の毛や、お肌は弱酸性がもっとも健康な状態です。ph値でいうとph4.5~5.5です。
髪の毛を守っているキューティクルは、アルカリ性になると開きます。この性質を利用し、ヘアカラー、パーマは髪の毛の中に薬剤を浸透させて、ヘアカラーは発色するし、パーマがかかるということです。(めっちゃ簡単に言いました)ということで、ヘアカラーやパーマをすると、髪の毛はアルカリ性に傾きます。
このアルカリ性に傾いたまま、上からトリートメントをしてもあまり意味がありません。先ほども言いましたが、髪の毛にとって心地いいのは、弱酸性。髪の毛を傷めない為に、何が一番大事かというと、“アルカリを除去”すること。弱酸性に戻すことです。カラーやパーマをしたその日のうちにアルカリを髪の毛から除去する事が大切で、このアルカリ除去という髪の毛の中をリセットさせる薬剤が、私の中では本当の魔法の薬だと思っています。
やってしまった事を、無かった事にするって、ないわ~。
ここで、このアルカリを除去していく時に、一気に弱酸性に戻そうとする薬は、危険です。過収れんっていうのをおこして、ガシガシになります。この写真の魔法の薬は、お水に希釈する濃度を変えたり、使うタイミング次第で、ゆっくり、ゆっくり作用して弱酸性の地点まで来てくれます。さらにカラーにおいては、中に入っているアミノ酸により発色もよくなります。
今日の打ってつけカラーちゃんも、施術中と、シャンプー台と、この魔法の薬をつけることで、途中、ちょっと物足りなかな?と思っていた発色が、最後はいい色味のカラーに仕上がりました。
(ちなみに、以前からお伝えしている「nona」のシャンプーを使えば、アミノ酸配合量が多いので、合わせて使うとカラーの色持ち、発色がよくなるということです)

「なんだかわからないけど、いつの間にか、髪の毛がキレイになった。」といつかお客様に感じて頂ける様に、コツコツと土を耕す様に頑張ります。