ちょうちょ
先日、11月のお誕生日ハガキを買いにポスト舎へ行った時に、オーナーの女子が着けていたマスクが可愛かったので、「かわいいマスクですね」と言ったら、高いけど頑張って買ったお洋服か何かを、くたくたになるまで着たけど、処分する事が、なかなかできずにいたものを、マスクならずっと使えるかもと思い、その生地をマスクにしたということでした。
淡いグリーンにかわいい模様が入っていて、そこにボタンやレースが縫い付けてある感じのものでした。
「ミナ ペルホネンの物なんです」
最近、なぜだか、このブランドの名前によく出会います。
「のび太の本にウツツを抜かさず、僕の本に戻りなさい!」という皆川社長の天の声が聞こえた様な気もして(気のせいです)途中で読まずに置いてあった皆川社長の本を時間のある時に再び読み始めました。
「ペルホネン」って、フィンランド語で「蝶」のことで、発音するときの丸い感じとか、耳に届いても、音がいい。というのも、決めた理由の一つ。この「ミナ ペルホネン」のホームページや、デザインの中にも度々出てくる「ちょうちょ」蝶の美しい羽をまとうような服を作れたらと。
ここからは本文の抜粋ですが(「生きる はたらく つくる」より)
蝶は花から花へ、ひらひらと軽やかに飛ぶ。ぼくたちも人と人をつなぐように、服をつくり、人から人へと届けている。
ツバメのような直線的なスピードはないけれど、蝶は軽々として、ときには、遠くまで飛ぶこともある。とも、書いてました。もっと深いところまでこの本では「ペルホネン」については書いてあります。
実に、ミナ ペルホネンは軽やかな蝶でありますが、Mueも、サナギから脱皮して蝶になっていく様を、お店のコンセプトにあげています。ただ、ミナ ペルホネンの様な“軽やかさ”ではなく、ジリジリ、ジリジリ、ちょっとずつ、ちょっとずつ、「誰か、助けて~」といいながら、自分でその殻を脱いでいく感じでしょうか。そんなイメージが今のMueには合っているように思います。脱皮したら、思いきり空を飛べる様な「どんだけ時間かかるねん!」位の脱皮と言いましょうか。華やかさより、ちょっと泥臭さみたいな(笑)
「ちょうちょ」繋がりで、勝手に一人でミナ ペルホネンをちょっとだけ近く感じた私。錯覚で終わらせないと決めています。