【ヘナ】マルかバツかの無い世界②
今日も引き続き“ヘナ”のこと。
今日はヘナを使った毛染めとヘアカラーの違いを説明させて頂きます。
昨日の店長日記にも書きましたが、ヘナという植物からなるモノで得られる効果の1つ、「白髪を染める」
ヘナによるカラーの一番の強みは、植物性であること。一般的なヘアカラーでアレルギー反応をおこす方は、年々増えています。そういった科学薬品によるアレルギーをおこすことが、ヘナにはありません。(まれに、植物性のアレルギーはあります)
Mueでお客様に提供させていただく、ヘナの商品(後日、詳しく)も、100%天然植物で、オーガニック認証を取得していて、アレルギーや発ガン性が疑われる科学成分は一切使用していません。さらにヘナは昨日も書いた様に、優秀なトリートメント効果も期待できます。なので、頭皮や髪質の改善にも繋がります。以下の方にオススメです。
・アレルギーでカラーができない人
・科学薬品を避けたい人
・健康に気を使っている人
・髪の毛のハリ、コシがなくなってきた人
・髪の毛のクセで悩んでいる人
では、ヘナとヘアカラーの違いについてです。
通常のヘアカラーは薬剤による科学反応によって、皆様が髪の毛の中に持っているメラニン色素を分解して染色していきます。なので、髪の毛を明るくする事ができます。天然100%のヘナには、その様な科学作用が無いため、
“髪の毛を明るくすることができません”
が、薬剤によるダメージや刺激が無いため、髪の毛、頭皮を傷つける事がありません。
そして、通常のヘアカラーに入っている科学染料はたくさんの色を表現できますが、
“ヘナには色味の幅の広い選択がありません”
ヘナの色素は“オレンジ”。インディゴの“ブルー”。この2つのブレンドで作る“ブラウン”のみです。ヘナの髪の毛や頭皮に対しての良さを追及すればするほど、髪の毛の色はオレンジに仕上がります。
ただ、私が、このヘナにおいてチャレンジしたい事は、“ブラウン”の幅を持つことです。ヘナがどれだけ頭皮や髪の毛に良いモノだとしても、ただのオレンジの髪の毛に仕上がってしまっては、納得がいかないのです。私がお客様に提供したい“ヘナ”は、やっぱり、オーガニックであり、オシャレでありたい。カットと合わせて“似合うモノ”を作りたい。そうでないと、いつまでたっても、ヘナは多くの人のライフスタイルに寄り添えないと思う。そこをずっと追及したいと思っています。ある意味、ヘナの常識を崩していく様な事かも知れないけれど(おそらく、メーカーさんは困っているはず)
さらに通常のヘアカラーの様な科学反応でキューティクルを開くことがないため
“染まりあがりに時間がかかる”こと(その分、髪の毛、頭皮に負担はありません)
さらに、ここが大事です。ヘナは重ねていくことでキレイな色味になっていき、艶も増していきます。なので
“1度で完璧な仕上がりにはならない”
さらに、これも大事ですが
“毎回同じ仕上がりにはならない”(笑)
笑ってる場合では無いのですが、ヘナはあくまでも“自然”のものです。私が思う
“マルかバツかの無い世界”なんです。
ヘナは、気温、湿度によってもブレがあります。私の力では、どうすることもできないことが、おこります。今までも、毛束を染めたり、モデルを染めたりしながら、仕上がってみると「なんで、こうなるの~?」と思う事があります。いかに、科学薬品はブレの無い、どんな人でも使いやすい、ヘアカラーを開発しているんだと、痛感しています。
でも、人間がみんな同じでは無いように、自然由来のヘナも、完璧に仕上げる事が一番では無いのではないか?と思うので。効率やスピード、同じ仕上がりを求めるなら、科学薬品の力が必要です。
きっと、お客様にもヘナを通じて、自然由来のモノから感じる素敵な事、わかる事があると思います。自然のモノは、時間がかかりますが、本当に人にとって必要なものが残ってくれると思います。マルかバツかの無い世界を、自然が教えてくれると思ってます。
次回は、ヘナの商品についての説明をさせて頂きます。