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葉月の朔日

今日から8月。

ちなみに、今年もMueは夏休み、お盆休みがございません。なんの違和感もなく、いつもの様に予約を取り、予約表に書き込み、数日後にお客様から「お盆ってやってるの?」って聞かれた日には、時は遅しで、お盆の期間だと気づかないうちに、既に予約が入っている予約表。どうするも、こうするもなく、お仕事をさせて頂きます。

今日は“朔日(ついたち)”

先日、いつも、素敵な教養を教えてくださるお客様から『心が豊かになる日本の美しい言葉の由来』という本の中に載っていた“ついたち”についてを送って来てくださりました。

旧暦では、月の満ち欠けを基準に暦の月を決めていたようです。満月が日ごとに細くなり「今日でもう見えなくなる」日がその月の最終日。そして、その翌日「さぁ、今日から少しずつ膨らんでいくぞ」という日が新たな月の始まりでした。この日をご先祖様は「月が立つ日」ととらえて「つきたち」から「ついたち」になったようです。

新月の別名に「朔」という言葉があるそうです。読みは「さく」。月が満ち欠けして新月の状態に戻っていく事に由来します。

さらに「八月一日」と書いて、なんとも読むか?ご存知ですか?私は、まだ、未だに出会ったことがないんですが、これを名字に使うと「ほずみ」さん。旧暦の8月はちょうどお米の収穫時期でもあり、洪水などで農作物に被害が出ることも多く、そこで旧暦でこの8月1日に稲の穂を摘んで神様に供え、台風に襲われずお米の豊作を祈願したそうです。この「穂をつむ」ということから「ほずみ」さん。「八月一日さん」に早く出会ってみたい。

さらにさらに、旧暦8月1日は、「八月朔日(さくじつ/ついたち)で「八朔(はっさく)」ともいうことです。はっさくやったら、グレープフルーツの方が好きかなぁ。どうでもいいんですけど、果物の「八朔」の旬は2月から3月です。

と、言うわけで(?)今月もよろしくお願いいたします。