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長月の晦日

毎月、言います。いや、書きます。早い。1か月って、早い。

ブログをその月の“朔日”と“晦日”に書くようになってから、“晦日”に関しては、その月のラスト1週間ぐらいは、夜の帰り道、なにわ筋を歩きながら1か月を振り返ってます。

何を書こうかな?何をどんな風に伝えようかな?と思って、頭の中で巡らせているだけのはずなのに、たまに(?っひょっとしたら、たまにではないかも。。。)歩きながら一人でしゃべっている、怖いおばちゃんになっている私がいたり、

エコバッグを知らないうちに、夜のなにわ筋に落として、朝、再びエコバッグに出会う(親切な方々のおかげで、木に引っ掛けてくださったり、目につく様にしてくださっている)という経験も、今月は、2度させて頂いてます。

そんな今月、やっぱり一番書きたいことは、着付けのお客様をお迎えできたことです。

この日、着付けにご来店してくださったお客様とは、長くお会いしてなかったのですが、ご縁があって、またここでお会いできました。5年前、娘さんの看護学校の卒業式にご自身のお母様と一緒に出席するために、お二人のヘアセットと着付けをさせていただきました。

この時と同じスタッフ、同じお客様で、またこうして何年かの時を経て、ここで着付けやヘアセットをさせていただけるなんて、思ってもなかったことです。いつも、“粋”な事を私に「ねぇねぇ、こういうの、やってみない~」と提案してくださるお客様でした。このお客様にほぼ乗せられて、実現できたことがいくつかあります。

このお客様は、5年前「とりあえず、親の役目を果たした、自分への一区切り」と言って、娘さんの最後の学業を終えた看護学校の卒業式に、お着物を着て出席されました。あの卒業式の日の朝の会話の中で、いろいろ手をかけてきた娘さんに対しての苦労と言うよりも、そろそろ娘さんから、手を離さなくてはいけない、寂しさの方が大きかったと記憶しています。

そして今月、その娘さんの結婚式の朝にご来店され、ここで着付けをして式場に向かったのですが、あの朝は、どんな気持ちでいたのだろう。

私たちのお仕事は、たかが着付け、されど着付けなんだと思います。(着付けに限らずですが)

お客様の一見、思いつきの様な、“粋なこと”であっても、きっと、そこにはいろんな想いをお客様は背負っているから、技術的なことはもちろんのことなのですが、それより前に、そのワクワクする事に一緒に乗っかるスタンスでいたい。今回も私と一緒に乗っかってくださった着付けのMさんにも、感謝してます。

喜んでいただく為に何をすべきか?に向かう、労力や時間、経費は、きっと自分の人としての進化に繋がると信じて。今まで通りの世の中ではなくなった今だからこそ、その人にとって、忘れられないモノにしたいです。

今月も本当にありがとうございました。また、来月もよろしくお願いいたします。