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続・課題図書

今月も、本当にあっという間に過ぎました。

日にちが過ぎていくスピードには追い付かずではいましたが、

今月は、コロナの感染拡大もあり、こうして無事に終われることに、ホッとしています。

この夏は、できるだけお家、お店の積読を減らし、さらに他にも本を読みたいと思っていたところに、

先日ご紹介頂いた本。『自在力』

まだ、途中なのですが、この本に出会う前から在る、

自分の周りにある物、周りにいる人といった、それぞれの”点と点”が、

この本で、不思議と”線”になるような。今の私にそんな感触のある本です。

 

 

 

ワクチンの3回目を受けた次の日から、

(副反応では無いと、言われてます)歯茎が腫れて痛くて何も食べれなくなり、

かかりつけの歯医者に駆け込んで以来、

他にもあれこれと治すことになったので、以来、休みの日は歯医者に通うことになりました。

この歯医者さん、とても変わってます。言い換えるなら”面白い”

今どきのスタイリッシュな、例えば白で統一されて清潔感満載。

一人一人個室。最先端の医療設備。

歯科衛生士さん、並びに受付の方がむっちゃ可愛い。

とかのクリニックとは、かけ離れていて、全て真逆。

至る所に飾られてある、よくわからないフィギュア、置物。

(ちっちゃいスターウォーズのキャラクター、踊っている招き猫等々)

隣の患者さんと、隔てる壁はありません。会話ももちろん聞こえます。

診察に使われるものは、どれも年季入ってます。

先生、及びスタッフ全員、おそらく(間違いなく)OVER50。

ベテランぞろいです。

次々に入ってくるお客様も、個性的な人ばかり。

待合のスペースにいるだけでも、楽しめます。

 

 

この歯医者さんの入ってすぐにある、待合の壁に掲げてある

『抜苦与楽(ばっくよらく)』

仏教の基本的な教えだそうですが、

「抜苦」は苦しみを取り除くこと

「与楽」は安楽を与えることを意味していて、

この言葉が先生の原点だそうです。

 

 

 

ここに来る患者さんは、精神的な苦痛と肉体的な苦痛の両方を持ってこられるので、

その両方を楽になって帰ってもらうことが診察におけるモットーだそうです。

さらに先生は、幼い時から何度も生死をさまよった経験があり、

「生かされし我が人生に感謝」常にその思いでいらっしゃるということです。

特に生死をさまよった大学1年生の時、病院のベッドで考えた

「医師とは、なんだろうか?」という事の答えが

「医者という職業は世のため人の為になること」

自分が元気になったら必ず世の為、人の為に生きようと。

本来なら死んでいたかも知れない自分は、生かされている。

それに感謝して、困っている人の為に生涯尽くしていこうと思ったと。

コロナが流行するまでは年に2回、

バヌアツ共和国とフィリピンに歯科医療奉仕活動に行かれてました。

抜歯やクリーニング、歯の磨き方の指導、全島民に歯ブラシが渡るようにコンテナで運んだ事も。

もっともーっと書きたいネタが、たくさんある歯医者さんです。

 

今年の課題図書は、

今まで”点と点”で集めてきたものが、

「生かされている」というキーワードで

1つの”線”に(できるだけ濃く、太くしたい)導いてくれると

強く願って。