言葉に紡ぐアロマ 前編
先月の終わりに、久しぶりに集合研修でのアロマのセミナーに参加しました。
「ナチュラル フレグランス講座」と題して
ジャスミンの香りをメインにしたブレンドテクニックの講習会。
フランスでは、”les fleurs(花)”と言えば”ジャスミン”だそうです。
ジャスミンを使ったフレグランス、
いろいろありますが、有名どころと言えば ”CHANEL”
フランスの南東部に位置するグラース。
ここに、シャネルの自社の香水に使うためだけのジャスミン畑があります。
マドモアゼル シャネルが、代表的なフレグランス”シャネルN°5”の為に選んだ、
初めての花は、ジャスミンでした。
ジャスミンの花期は6月から11月ごろ。長い期間、次から次へと咲いていく清楚な白い花で、
夜から早朝に魅惑的な芳香を放ちます。
夜間から早朝にかけての香りが、一番良い香りがするので、
この時間に花を摘むそうです。
ジャスミンの香りを特徴づける独特な香気成分である
”cis-ジャスモン”は、未だ工業的生産法が確立されていなくて、
自然の花から抽出し、精製するしかないため、
フレグランスの値段も非常に高価になります。
一番新しいチャネルのフレグランス「ガブリエル シャネル」は
ジャスミンの香りにイランイラン、オレンジブロッサムなどの香りを加えたものになっています。
このように、フレグランスは、
メインにした香りと調和のとれた、相性のいい香りをブレンドして作られていきます。
このフレグランスの講習会では、
ジャスミンを使って、どんな香りを創りたいか?
まずは、香りのイメージを”言語化”することからスタート。
そして、そのイメージの香りにするには、
ジャスミンに何を加えたら良いか?その配合量は?という風に進みます。
既に講習会の途中から、全く訳が分からなくなっていた私。
私の前に座っていらっしゃった、講習会中のメモの量が半端ない、”いかにもできる人”に助けて頂きながら
実習がスタートしました。
(写真のジャスミンは、この日、先生が新幹線に乗せて持参されました。
夕方の香りは、早朝の香りより、少し”アニマルっぽく”なるとのこと)