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気になる言葉

先週は、18年ぶりのリーグ優勝を決めた、阪神タイガース。

Mueのタイガースファンの皆さんが優勝に近づくにつれ、

(正確には、マジックが点灯してきたくらいから)

一切”優勝”という二文字は禁句という雰囲気。

タイガースの選手と共に背負っているかの様な、

心でこんなに思っているのに、『A.R.E』へのプレッシャー(笑)いや、ほんとにすごかった。

優勝前夜にご来店いただいた、阪神百貨店勤務のKさんも

優勝目前、お店のバックヤードに積まれた、おびただしい商品の数や

普段は外注している商品の値札をつける作業を、

数が多すぎてコストがかかり過ぎるため、

バックヤードで何日もかけて、自分たちで着々と積み上げてきたお話、

優勝が決まったら他の店舗も巻き込んで

阪神百貨店に応援を出すためのシフトチェンジ。

などなど、面白いお話も聞けました。

 

最近気になる言葉。『A.R.E』じゃなくて

『文化』

(広辞苑によると、”文化”とは

「人間が自然に手を加えて形成してきた物と心の両面の成果」

とあります)

ここのところ、この『文化』という言葉によくぶつかります。

 

阪神タイガースが優勝した週の火曜日、

いつものカットの講習会があり、

そこで10年ぶりに改定された、このアカデミーのカットのベーシック本を購入してきました。

このアカデミーでは

「ベーシックも変化、進化する」といって10年に一度、ベーシック本を出しています。

(何かを身に付けようとするとき、誰にでも”はじまり”の瞬間がある。

というところから、このタイトル)

前回の10年前の本は、

「カットとは」という技術に対しての熱いメッセージが多かったのですが、

今回、「PHILOSOPHY」と題してこの本の最初のページに

この本を読む私達に対して、

10年前とは違う”今”必要な事が書かれています。

『ヘアカットを中心としたデザインでも、長さやフォルムだけでなく、

その人に似合う質感や仕上がり、ムードといった、

”目に見えにくいモノ”まで、求められるようになりました』

さらに続いて

『人々の生活”文化”が多様化するほど、

求められるデザインと技術にも進化が必要となります。

つまりヘアデザインとは、

社会の変化に伴う生活文化のデザインでもあるとも言えるのです』

最近、ご縁があって少し興味がでてきた『お香』

このお香について調べているときも、”文化”という言葉が出てきます。

飛鳥時代、淡路島にたどり着いた一本の流木から

仏教と共に広まり、平安、鎌倉、室町、江戸時代と変化するたびに

お香はそれ自体の形を変えるだけでなく、香りに対しての人々の捉え方も変わります。

 

香りを宗教的な物と捉える時代から、いろいろな時代背景を経て

「香道」が確立されたり、寄合の文化の一翼を担っていきます。

その後、戦争や産業革命で衰退しつつも、

現代は一般人にも香りを楽しむ時代になりました。

 

 

先ほどのカットの本”PHILOSOPHY”に戻りますが

『先人が築いてきた、優れたデザインや考え方を元に、

”今”の息吹を加え、進化させていく。

それが、我々の役割です。』と。

お香にも、同じような進化の過程があるようです。

“文化”と言うものが

人を喜ばせることが出来たり、安らぎを感じることが出来たり、

その人の人生を少しでも豊かにするものであるとすれば、

ヘアデザインもその中の一つでありたいと思います。

 

かっこいいこと書いちゃった。

と言うわけで、今からカットのレッスンしよ!